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口臭は遺伝する?遺伝体質による原因

口臭は遺伝しているのでは?と悩み諦めている方へ。口臭の原因となる遺伝的要素ってご存知ですか?

今回は、口臭の遺伝的要素についての話題です。口臭に遺伝性はあるのか?その原因となるものは何なのかについて詳しく解説していきます。

“口臭”自体は遺伝しない?

自分自身はもちろん、父親・母親の口臭も気になる…。これってもしかして遺伝?このようなお悩みを聞く事があります。
口臭は遺伝するのか?実は、”口臭”自体は遺伝することはないんです。しかし、口臭の原因となる幾つかの体質に遺伝性が存在します。

口臭の原因の一番は、お口の中の歯周病菌が繁殖して歯周病が進行している場合

歯周病菌は、歯周ポケットの中で痛み無く繁殖するため、症状が出始めたときにはかなり進行した状態になります。歯周病の症状の中で一番気づきやすいのが口臭です。もし、他の人に指摘された時は、歯周病が進行していないか歯科医院で検査をした方が良いです。

唾液の出にくいドライマウス体質

口臭原因のひとつに、ドライマウス体質による唾液の分泌不足であることが挙げられます。これは、自律神経の乱れからくるものが多く、加齢や過剰な緊張や不安・ストレスが原因となり唾液の分泌不足になることがあります。分泌率については遺伝的な要素もあると考えられます。

特に、ストレスの感じ方は性格などが影響していること多いです。しかし、ストレスの感じ方については意識することで改善することは可能です。

口呼吸による口臭

口呼吸は、口腔と喉が乾燥し、舌苔や膿栓を作られやすくなってしまうため、口臭を起こしやすくなります。口呼吸は、喉・鼻・舌の形が関係しており、親が口呼吸だと子供も口呼吸になる可能性もあります。

また口呼吸は、虫歯や歯周病を引き起こしやすくなるため、鼻呼吸へ変えるための対策が必要です。

先天的による糸状乳頭の長さが長い

糸状乳頭(しじょうにゅうとう)とは、舌の表面のヒダヒダの部分のことを指します。この部分は、食べ物の味などを舌にとどめることができるのですが、汚れが溜まりやすいというリスクもあるのです。

健康な人であれば、食後も唾液によって下の汚れが流れ洗われるものですが、糸状乳頭が長いと唾液では洗い流すことができずに汚れが舌に残ったままになってしまいます。この汚れがから細菌が繁殖し、舌苔ができてしまいこれが口臭の原因となります。

糸状乳頭は、遺伝により先天的に長い人がいます。

舌の上の溝「溝状舌」

ドライマウスなどで舌が乾燥していることが原因で、舌の上に溝ができることがあります。これを溝状舌(こうじょうぜつ)といい、溝に汚れがたまりやすく、口臭の原因となる舌苔ができやすくなります。この溝は、ドライマウスだけでなく遺伝で先天的に溝がある人もいます。

親と同じ生活習慣を送っていることにも原因が

前項で、口臭の要因となる遺伝体質について説明してきました。口臭の原因として同じ環境下で生活する事で、親子で似た生活習慣となり後天的に口臭が発生しやすい体質を受け継ぐ可能性もあります。共に生活していく中で、家族の良くない生活習慣を子供が受け継いだ事で、その子供にも口臭が発生している可能性も考えられます。

口臭は遺伝するのでは?とお悩みの方は、今一度ご家族の習慣を思い出してみてください。原因について思い当たるふしはございませんか?

しっかりとした対策をすることで、口臭はおさえられる

口臭の原因は様々。その原因にあった対策をとることで口臭はおさえられます。

歯周病菌がいるか否かのチェック

歯科医院で「細菌検査」、「唾液検査」や「口臭検査」をしてもらいましょう!それによって、口臭の原因が歯周病菌のせいの場合は、歯周病の治療をお勧めします。

ドライマウス対策

ドライマウスは、生活の中でのストレス軽減が大事になってきますが、その他にも、こまめな水分補給や、舌を意識的に動かすことで唾液が出るようになります。この方法は場所も問わず道具も必要ないため、簡単に実践できる方法としてお勧めです。

口呼吸対策

口呼吸の対策は、呼吸法を口から鼻にする必要があります。そのためには、口にテープを貼る治し方や、箸を口にくわえて鼻呼吸を習慣づけるやり方など、いくつかの対策方法があります。ドラッグストア等でもこの手のグッズは人気が高く、比較的身近に手に入るものですので試してみるのも良いかもしれません。

糸状乳頭が長い人の対策法

先天性で糸状乳頭が長い人は、舌の上に汚れが残りやすいため、こまめな水分補給や唾液を出すための対策、また生活習慣の見直しや、日頃からのしっかりとした歯磨きが大切です。

溝状舌の対策

舌の上に溝ができている人は、丁寧な舌のケアが大事です。だからといってむやみに舌ブラシなどで取り除こうとする事はかえって危険です。この場合も「糸状乳頭が長い人の対策法」同様、唾液が出るような対策をとるのがよいでしょう。

体質や生活習慣が口臭の要因に

今回紹介したように、”口臭”自体に遺伝性はありません。しかし、口臭の原因となる体質・習慣の遺伝が口臭を発生させている可能性があるのです。それぞれの対策方法を参考にしながら、今一度普段の生活を見直し、口内の健康に努めましょう。