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子供の歯ぎしり。原因とリスク

歯ぎしりのタイプや原因、子供の睡眠への影響

子供が歯ぎしりをすることに、心配になるご両親も多いことと思います。しかし、子供の歯ぎしりは、基本的に大きな心配はありません。ストレスを原因とすることの多い大人の歯ぎしりに比べ、子供の歯ぎしりは成長過程で自然に起きる場合が多いといえるでしょう。

子供の歯ぎしりのタイプ

そうはいっても子供の歯ぎしりにも、タイプによって注意しなければならないものもあります。心配の要らない歯ぎしりと同時に、タイプごとに見ていきましょう。

歯と顎の成長に伴う歯ぎしり

子供の歯は成長に伴い抜けていきます。乳歯が永久歯に変わっていくのです。子供は顎の骨などの骨格が、十分に成長しきっていません。顎も大きくなっていくし、口腔内の歯も入れ替わっていきます。歯のかみ合わせが頻繁に変わっていく状態です。そのような状態にある子供は、無意識に歯と顎の安定する位置を探そうと、歯をすりあわせたりして自分の歯にとって居心地のいい場所を探したりします。歯ぎしりをすることで顎のバランスを整えているのです。すべての歯が永久歯に入れ替わるまで、子供は頻繁に歯と口腔の微調整をしなければなりません。その一環として、歯ぎしりも自然に起こります。

睡眠中の歯ぎしり

大人であれば不眠の原因になったり強いストレスを感じているサインとともとれる、睡眠中の歯ぎしりですが、子供の場合は単に顎の位置の調整だったりします。10歳までの子供の40%程度が、睡眠中に歯ぎしりをしているとの調査結果もあるとされているほどです。睡眠中の子供の歯のすり合わせは大きな音の出ないことも多く、睡眠中の顎の位置と歯のかみ合わせの調整は、さらに多くの割合で行われているのかもしれません。

起きている間の歯ぎしり

心配しなければならない子供の歯ぎしりもあります。日中、起きている間も歯ぎしりをしているようなら、精神的なストレスを感じている可能性があります。

食いしばりとストレス

多くの場合、口腔内の自然な成長過程である子供の歯ぎしりですが、大人と同様に心理的なストレスの可能性を払拭できるわけではありません。歯並びとかみ合わせの異常が顎の位置を不安定にし、それら外因的な要素が心理的な不安定を起こすことも考えられます。

外因的な理由

さらに、強い力で歯を食いしばる仕草をする子供は、あからさまに音が聞こえなくても歯並び以外の原因で歯ぎしりをしているのかもしれませんので、子供の食事の様子や仕草には普段からご両親は注意しましょう。

子供の歯ぎしりに親が注意すべきこと

以上の理由からも、子供の歯ぎしりに、それほど心配する必要はないのかもしれません。ただし先に挙げたように、ストレスを感じての日中の歯の食いしばりや歯並びや顎の位置の不安定については日ごろから注意し、ひどくならないうちに専門医の診断を仰ぐほうが賢明でしょう。歯並びも顎の位置の問題も、食事の時にきちんと噛めない、姿勢が悪くなる、肩こりが発生するなど、歯ぎしり以外の症状の原因になるおそれがあるので、子供の生活習慣をよく観察し改善できるように手助けしましょう。