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子供が歯磨きしないで寝た場合の影響

子供が歯磨きしないで寝た場合の影響

虫歯のリスクが高くなる

子供が食事の途中にウトウトしたり、食事の後すぐ寝ちゃうことってよくありますよね。朝食や昼食の後なら、さほど影響はありませんが、夕食後の歯磨きをしないでそのまま寝てしまうと、虫歯になるリスクがとても高くなってしまいます。今回は、歯磨き前に寝てしまった場合の口腔内への影響や虫歯への影響、寝る前の歯磨きの重要性について書いていけたらと思います。

虫歯の原因菌「ミュータンス菌」

口腔内にはもともと、500~700種類の微生物が住んでいるといわれています。その中でも、ミュータンス菌が虫歯の原因菌としてよく知られています。この菌は、食べ物や飲み物に含まれる糖分をエサに増殖していき、その際、グルカンというネバネバした物質を作ります。このネバネバ物質グルカンによって、ミュータンス菌は歯に付着しやすくなり、そこを絶好のすみかとするのです。

夕食後、歯磨きをしないで寝てしまうと

虫歯の原因菌であるミュータンス菌は、唾液の量が少なくなる就寝中に最も増えるといわれています。夕食後、そのまま歯磨きをしないで寝てしまうと、ミュータンス菌はたくさんの糖分をエサにどんどん増殖してしまいます。歯磨きをしないまま寝てしまうと、翌朝ミュータンス菌が夕食後の約30倍にまで増加するという研究結果もあるほどです。原因菌が増えるということは、虫歯のリスクもおのずと高くなるということになりますよね。

虫歯の原因となる2大要素は「歯垢」と「酸」

虫歯は簡単にいうと、ミュータンス菌などの虫歯菌の酸によって徐々に歯が溶かされていく病気です。歯垢は一見、食べ残しや食べかすのように見えますが、実は細菌のかたまりです。歯垢や歯垢が固まってできた歯石はミュータンス菌だらけなので、そのまま放置しておくと口腔環境は悪化してしまいます。

また、ミュータンス菌は、酸を作り出します。歯はこの酸にとても弱いという性質があるので、歯垢や歯石を放置してしまうと、もともと中性だった口腔内はどんどん酸性に傾いて、歯の表面にある硬いエネメル質を溶かして穴を開けてしまいます。これが虫歯のできる仕組みです。

歯垢が歯石になる前に

歯垢が歯石になるまでの時間は2~3日といわれています。歯垢は歯磨きをしっかりすれば取れますが、歯石になるとブラッシングだけでは除去することは難しくなります。歯石になる前に歯垢を除去するためには、食後の歯磨き、特に寝る前の歯磨きが重要になります。

お子さんの虫歯予防のために

就寝前の歯磨きをしないと虫歯のリスクが高くなる理由、わかりましたでしょうか。乳歯は、エナメル質が薄いので、虫歯になると一気に進行してしまいます。それを予防するためにも就寝前の歯磨きが大切です。

虫歯の原因菌をたくさん含んだ歯垢を、食後の正しい歯磨きでできるだけ取り除くようにしましょう。正しいブラッシング方法などについてはかかりつけ医にしっかり教えてもらってくださいね。お父さん、お母さんは、夕食後の歯磨きチェックをしっかりして、お子さんの虫歯予防に努めましょう。