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歯周病の治療をしているのに治りにくい原因とは?

歯周病の治療をしているのに治りにくい原因とは?

口内環境維持の基本、歯磨き、フロス、定期検診

歯周病治療の意識

歯周病は世界でも患者数の多い病気として知られています。日本人にも歯周病の患者は多く存在し、40〜50代から増加する傾向にあります。

歯周病の原因

歯周病の発生には様々な要因がありますが、それらの要因が組み合わさることで発生の頻度は変化します。患者自身が治療への協力を怠ると回復が遅れます。医師と患者の協力がなければ、なかなか治りません。

口内環境の手入れ

歯磨きなど口内環境の手入れがおろそかでも歯周病は治りません。最も重要な治療は、虫歯の原因であるプラークの除去となるでしょう。口内のお手入れを怠っているといつまでたっても治療できませんので、歯石も除去するなど、歯周病の原因となるような環境を取り除くことが必要です。

歯周病治療の基本

口の中から細菌性のプラークを取り除くには、治療に対する患者の動機づけが必要となります。歯科医師や歯科衛生士の指導に従い、専門的な治療に取り組むことが近道です。

歯周基本治療

プラークや歯石などを綺麗に取り除くPMTC(専門家による機械的歯面清掃)を行います。手動や超音波を使ったスケーラーを用い、歯の表面こびりついたプラークを取り除きます。細菌からの毒素が染み込んで表面の傷んだ歯もあるので、きれいな表面を回復します。この治療はルートプレーニングと呼ばれ、手動のスケーラーを使います。噛み合わせを整えるために、歯の一部を削ることもあります。

歯周外科治療

歯石が歯周ポケットの奥深くに残っているときなど、きちんと治らない場合は口腔外科治療を行います。

フラップ手術

治らない部分の歯茎に部分麻酔し、歯茎の一部を切開して奥に残る歯石を取り除く治療です。歯茎の奥に存在し、本来なら患部となる歯の表面を直接見て確認できます。取り除いたあとはきちんと縫合し、1週間程度したら抜糸します。手術後は痛み止めや化膿止めを服用します。

歯周組織再生療法

歯周病で溶けた骨を少しでも再生できるよう行われる、再生療法の一つです。治療法としての一つがGTR法です。メンブレンと呼ばれる特殊な膜をはさみ、組織の再生を待つ方法です。一方、エムドゲイン法は、露出した歯根面にエムドゲインゲルを塗布する方法で、比較的深く骨が失われているときに行われます。

歯周病治療の根幹

唾液で十分に潤っている口の中は、歯周病になりにくい状態にあります。喫煙などは唾液の量を減らしてしまいますので、口の中が乾きやすくなり口内環境が悪化し、歯周病を起こしやすくなります。

プラークコントロール

歯周病の治療で大切なことは、プラークを取り除くことです。歯磨きを怠ることでプラークが増殖します。治療が終わった後でも歯のメンテナンスを続けましょう。治療によって、歯周病の進行を停止、または緩慢にすることができますが、溶け出した骨がもとに戻ることはありません。

患者と医師の協力

歯周病は、その原因が何なのかを見逃すと治りにくくなります。原因の大半は、歯の手入れ不足、定期的な歯科検診の不足、喫煙などです。治療の指針となる原因を見つけるには、歯科医の実力が問われます。しかし、治療には患者の協力が必要です。患者自身が生活習慣の改善や治そうという意識を持って、歯科医と協力しながら治療を続けていきましょう。