みんなの歯医者さんは、あなたの知りたいこと受付中!

食後すぐの歯磨きはNG?昔と違う口臭予防の最新事情

食後すぐの歯磨きはNG?昔と違う口臭予防の最新事情

効果的な歯磨きの時間帯

3・3・3運動は逆効果

歯磨きを行う最も効果的なタイミングはいつなのでしょう。日本ではかつて「1日3回、3分間、食後3分以内」に磨きましょうといった3・3・3運動が推奨されていました。しかし、現代では、この磨き方が虫歯や口臭予防に逆効果であると明らかになっています。

正しいプラーク予防法

虫歯の原因といえばプラーク(歯垢)です。原因菌が口の中で増殖することで、プラークが増殖します。プラークコントロールには、口の中が唾液で潤っている状態が望ましいとされます。

食事直後の歯磨きは避ける

日本人は食後すぐに歯磨きをして虫歯を予防してきたわけですが、食事直後というのは唾液がたくさん出て、口の中は潤っている状態にあります。食べ物と唾液で流動性が生まれ、プラークは作られにくくなっているのです。

プラークの増殖する時間帯

プラークの原因菌が繁殖しやすいのは、口の中の唾液が少なくなって、乾いている状態の時です。それは就寝中であり、起床直後です。ですから、その間の菌の増殖を防ぐことが、虫歯予防につながります。つまり、就寝前に歯磨きをし、起床直後に歯磨きをすることが効果的です。食事直後は大量の唾液が口の中を流れている状態です。

効果的な歯磨き

これまで1日3回の歯磨きが推奨されてきましたが、大切なのはむしろ磨き方ということになります。研磨剤や界面活性剤の含まれた歯磨き粉で強く磨きすぎると、歯のエナメル質を傷つけてしまうことがあります。

プラークを作らない歯磨き

細菌の塊であるプラークが形成されるのは、食事8時間後ぐらいとされています。その後48時間が経過すると、歯にガッチリと固定して離れにくいバイオフィルムが形成されてしまいますので、食後すぐの歯磨きが特に効果的というわけではありません。むしろ、大切なのは磨く時間帯です。睡眠中や起床直後は唾液の量が減っていますから、睡眠前と起床直後の歯磨きがプラークコントロールに効果的です。

効果的な歯磨きの方法とタイミング

大切なのは就寝前と起床直後の2回ですから、1日でこの2回だけ磨けばいいということになります。人間の唾液というのは元来殺菌性が高く、若干のエナメル質の侵食ならphを正常に戻し、再石灰化で復活させることさえできるとされています。大切なのはむしろ、口の中を常にたくさんの唾液で潤っている状態に保つことです。唾液が十分に潤っていれば、歯磨き粉を使わなくても丁寧にブラッシングすることで十分だとの見方もあります。

歯間ケアで口臭予防

おおよその口臭の原因である虫歯や歯周病を予防するために、歯磨きだけでなく歯間ケアも行いましょう。口臭予防に熱心で歯磨きを頻繁に行う人も、意外にも歯間ケアには無関心だったりします。歯ブラシは、ヘッドが小さく柄の部分がまっすぐのものを選びます。奥歯の細かい部分まで磨き、磨き残しをなくすためです。硬さもふつうまたは柔らかめで構いません。歯肉炎の症状があり血が出てしまうならやわらかめから始め、歯ぐきが引き締まってきたら徐々にかたいものに移行してもいいでしょう。さらに、歯間ブラシやフロスも使って歯と歯の間歯と歯茎の間の食べかすやプラークの元を除去します。

タイミングのいいプラークコントロール

歯磨きで重要なのは、回数や時間というより1本ずつ磨く丁寧な歯磨きです。寝ている間にプラークの原因菌を増殖させないためには、食後の歯磨きを避け、細菌の増殖しやすい就寝前と起床直後にしっかり磨くことです。タイミングのいいプラークケアを心がけ、歯や口の中を清潔に保ってください。そうすることで、より効果的に口臭を防ぐことができるでしょう。