みんなの歯医者さんは、あなたの知りたいこと受付中!

骨粗鬆症と歯周病の関係性

骨粗鬆症と歯周病の関係性

なぜ、骨粗鬆症だと歯周病になりやすい?

骨がスカスカになって骨折しやすくなる骨粗鬆症。骨粗鬆症になると歯周病になりやすい、そういわれています。なぜ、骨粗鬆症と歯周病が関係あるのか…今回はそのメカニズムについて紹介していきたいと思います。

骨粗鬆症とは

骨粗鬆症は、全身の骨の強度が低下し、骨がもろくなって骨折しやすくなる病気です。日本では、骨粗鬆症の方が推定1300万人(骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン 2015年度版作成時点)いるといわれています。その9割が女性です。

一般的に40〜50歳くらいで女性は閉経を迎えます。閉経後の骨粗鬆症は、閉経によって卵巣機能が低下することによって、骨代謝に関わるホルモン「エストロゲン」の分泌低下により発症します。

歯周病とは

歯周病は、お口の中の歯周病菌から出てきた毒素の影響で、歯茎や歯を支えている骨が破壊されていく病気です。歯肉炎→軽度歯周炎→中等度歯周炎→重度歯周炎と進んでいきます。歯周病は歯茎だけの病気と思っている方が多いかと思いますが、放っておいて進行すると、あごの骨も溶かしてしまう骨の病気でもあるのです。ひどくなると、歯茎も破壊され、歯を支えている骨も溶けてしまうので、歯がポロッと抜け落ちてしまいます。

骨粗鬆症と歯周病の関係

閉経後の骨粗鬆症の方は、歯周病が進行しやすいといわれています。その主な原因は、エストロゲンの欠乏です。エストロゲンの分泌が少なくなると、全身の骨がもろくなります。歯を支える歯槽骨も、例に漏れずもろくなります。また、歯周ポケットの中では炎症を引き起こす物質が作られ、歯周炎の進行が加速されると考えられています。

今まで多くの研究で、歯の喪失と骨粗鬆症の関連は報告されてきました。閉経後の女性に関しては、歯周炎でなかったとしても、エストロゲンの減少によって歯周病にかかりやすく、広がりやすい状態にあるといえます。

エストロゲンの欠乏以外にも、歯周病と関係のある骨粗鬆症の話題があります。それは、骨粗鬆症の薬のひとつ「ビスフォスフォネート製剤」のことです。このお薬を服用されている方が抜歯などをした際に、周囲の歯が壊死するというトラブルが報告されています。歯周病で歯が抜けそうになっていても、ビスフォスフォネート製剤を服用している方は特に、自分で抜くことはせず、かかりつけの歯医者さんと相談してみてくださいね。