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外傷で歯が抜けてしまった時の治療方法

外傷で歯が抜けてしまった時の治療方法

歯が抜けた後どうすればいい?

転んだり、人にぶつかったり、スポーツですごい衝撃を受けたりすると、歯が欠けたり、折れたり、グラグラしたり、抜け落ちたりすることがあります。こどもの頃、抜けてしまった歯を牛乳につけて歯医者さんに持っていった記憶がある人もいるかもしれません。今回は、外傷で歯が抜け落ちてしまった場合に限定して、その対処のしかたと治療法について書いていきたいと思います。

歯が抜けた時の対処のしかた

外傷で歯が抜けてしまった時、痛いし、気が動転しているし、大変な状態だとは思います。でも、ここで正しい処置をするどうかで状態は随分変わってきます。

抜けた歯をどう扱う?

歯が抜けてしまった時あまり汚れていなければ、そのままの状態で保存しましょう。汚れていれば軽く水ですすぐ程度に。抜けた歯をあまり触らないでくださいね。歯の根元に「歯根膜」という歯と骨をつなぐやわらかい組織があります。これを傷つけてしまうと歯がつきにくくなりますので。

抜けた歯の保存のしかた

歯根膜は乾燥に弱く、とてもデリケートな組織です。歯が抜けてしまった場所が学校ならば、根元に触れないようにして保健室にすぐ持って行きましょう。保健室で、専用保存液か牛乳にひたしてもらい、できるだけ早く歯医者さんに行くことが大切です。専用保存液や牛乳が近くにない環境で受傷した場合は、口の中(ほっぺたの内側、舌の下、戻せるなら元の位置)に入れるか、生理食塩水、水道水につけて早く歯医者さんに診てもらいましょう。

歯が抜けた時の治療法

「外傷で歯が抜けてからの時間が短い」「歯のまわりの組織の損傷が軽い」「抜けた歯の保存状態が良い」など、条件が良ければ再植を試みることになります。

再植が可能な場合

噛み合わせなどを確認しながら抜けた歯を元の位置に戻し、固定します。歯肉の出血が多い場合は、縫合して止血をします。ワイヤーでの固定は通常2〜6週間。乳歯に関しては、限られた条件の中で再植が試みられます。

再植できなかった場合

抜け落ちてしまった歯がなくなったり、再植が困難になった場合も対処が必要になってきます。歯の外傷は、主に上の歯に起こりやすいので見た目が悪くなり、話す時、食べる時にも影響が出てきます。

永久歯がなくなってしまった場合は、入れ歯やブリッジ、インプラント治療などが一般的です。歯並びや噛み合わせなどによって適当な治療を選択することになります。

乳歯や学齢期の永久歯がなくなってしまった場合は、次の永久歯が生えてくるまで、また、あごの成長が止まるまでは、調整のしやすい入れ歯タイプの装置を入れることが多くなります。

まとめ

今回は、外傷で歯が抜け落ちてしまった時の対処のしかたと治療法について書いていきました。抜けた歯が再植できなければ、生活の質を落とす可能性があります。そうならないために、歯の取り扱い方を丁寧に、より良い保存のしかたが重要です。そして、できるだけ早く歯医者さんに診てもらうこと。もしものために、外傷で歯が抜けてしまった時の対処法・治療方法を頭の片隅に置いておいてくださいね。